頭を抱える女性

「会社で毎日嫌がらせを受けている」「周りは気にしていないし、考えすぎかな…」などと、「これってモラハラ?」と思いながらも我慢している人は少なくありません。

モラハラは判断するのが難しく、なかなか周りに相談しづらいですよね。
とはいえ、そのまま我慢し続けていては、ストレスで心や体に負担がかかってしまいます。
悪影響が出る前に、しっかりと対処することが重要です。

この記事では、モラハラの具体的な例や5つの対処法について解説します!


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モラハラとは?パワハラとの違いはある?

説教される会社員

モラハラとは、嫌がらせによる精神的な暴力で相手に苦痛を与える、道徳(モラル)に反した行動のことを指します。
正式名称は、「モラルハラスメント」です。

会社でのモラハラが日常になっている場合、精神的に追い込まれてしまう可能性があります。
直接暴力を振るわれるものではないため、被害者が我慢してしまい、周囲がその状況に気づかないケースも少なくありません。

「パワハラと何が違うの?」と思う方も多いでしょう。
パワハラは、上司が立場を利用して部下に精神的・肉体的な苦痛を与えるものです。
それに対し、モラハラは上下関係がない場合にも当てはまり、精神的に追い込む行為のことを言います。

会社で起こるモラハラの例3つ

一人で昼食を食べる女性

1.仲間外れにされる

  • 挨拶が返ってこない
  • 話しかけても無視される
  • 情報が伝達されない
  • 悪口を言われる
  • 飲み会などのイベントやランチに誘われない

上記のように、あからさまに仲間外れにする行為は、モラハラに当たります。

最初は一部の人から受けていた嫌がらせであっても、徐々に会社全体に広がってしまうケースも少なくありません。
会社での居場所を奪い、精神的に追い込む悪質な嫌がらせです。

周りがモラハラに気づいていても、黙認している場合もあります。
「無視されている」「会社での居場所がない」と感じているならば、モラハラと判断して良いでしょう。

2.仕事を与えない・押し付ける

  • まともな仕事を与えずに雑務ばかりやらせる
  • 仕事に必要な情報を伝えない
  • 終わらない量の仕事を押し付ける
  • やり方がわからない仕事を振り、教えない

上記のような、仕事を与えない・押し付けるといった行為もモラハラに該当します。

仕事を与えられないことによって、被害者は会社にとって必要ない存在なのだと思い込んでしまいます。

また、できない仕事を与えて失敗させたり、勤務時間内に終わらない量の仕事を振ってわざと残業させるというモラハラも、被害者を精神的に追い込んでいくものです。
無理な期限をつけたり、すべて終わるまで帰宅させないというケースも少なくありません。

3.プライベートに口出しされる

仕事に無関係なプライベートに口出しされるのは不愉快ですよね。

  • 趣味や好みを馬鹿にする
  • 結婚していないことに触れる
  • 子どもについて口出しする
  • 休日の過ごし方について干渉する

上記のように、プライベートに関することを聞き出したり、否定したりする行為もモラハラです。
気づいたら周りに噂が広がっているというケースもあります。

加害者がモラハラをしている自覚がない場合も多いでしょう。
そのため、「プライベートのことは干渉されたくない」と相手に伝えるのも勇気がいりますよね。
知られたくないことは言わないというのも、自分を守るために大切な姿勢です。

モラハラが起きてしまうのはなぜ?

壊れるハート

なぜモラハラが起きてしまうのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

加害者に多いタイプ
  • 自分が上に立ちたい
  • 嫉妬しやすい
  • 目立ちたいタイプ
  • 周りのことを考えられない

加害者に多いのが、上記のような自己中心的なタイプです。
自分より上に行く人が許せず、成績の良い人に嫉妬してモラハラをしてしまうという例も少なくありません。

また、周りの気持ちを考えられないために、自分が不機嫌なときに当たったり、嫌がらせでストレスを発散するような人もいます。

被害者に多いタイプ
  • 自分が悪いと思ってしまう
  • NOと言えない
  • 周りに助けを求められない

被害者に多いのが、自分に自信がなく、主張ができないタイプです。
モラハラで精神的に追い込まれることで、自分が悪いのだと本気で思い込んでしまう人も多くいます。
そのような性格がモラハラを悪化させている原因であることも事実です。

会社で起こるモラハラの対処法5つ

相談に乗る弁護士

1.証拠を集め、相談窓口や労働局に相談する

会社の相談窓口や労働局に相当する場合は、証拠となるものを集めておくことが重要です。

モラハラの証拠となるもの
  • 言われたことや嫌がらせの内容のメモ
  • モラハラを受けている際の録音
  • メールやチャットなどの記録
  • 医師が出した診断書

上記のような証拠とともに相談することで、事実確認が速やかに行われます。
相談を受ける側は第三者なので、モラハラが起きていることがわかる証拠が必要なのです。

社内の相談窓口がしっかり機能しているかつ信頼できる場合は利用しても良いでしょう。
ただ、相談窓口があっても対応が遅い会社や、隠蔽しようとする会社があるのも事実です。
その場合は労働局などの社外の窓口に相談しましょう。

2.加害者と距離をとる

加害者となるべく距離をとるのも、対処法の一つです。

「避けたら悪く言われそう…」と心配になるかもしれませんが、関わる機会が多いほどストレスが溜まってしまいます。
他の同僚との関わりを増やしたり、思い切って加害者を避けるのも効果的です。

ただ、同じチームで仕事をしているなど、業務上関わりを断つことが難しい場合もあります。
はっきりとモラハラをやめるよう訴えるのが一番ですが、言いづらいという方も多いのではないでしょうか。
その場合は周りに相談するなどし、モラハラの事実を認知させることで、抑止の効果が見込めるでしょう。

3.異動・転職をする

異動や転職によって、環境を変えるのも対処法の一つです。

今の部署では加害者と距離をとるのが不可能な場合も少なくありません。
会社自体は辞めずに他の部署へ移りたい場合は、上司に希望を伝えてみましょう。

今の仕事に対するモチベーションがなくなったり、モラハラの風潮が会社に浸透しているケースもあります。
会社を辞めて転職し、環境をがらっと変えてしまうのも一つの手段です。

モラハラをしている特定の加害者や、モラハラを誘発している環境から離れることを最優先にしましょう。

4.加害者に自覚させる

モラハラの加害者は、無自覚であったり、自分がしていることの悪質さを理解していない場合も多くあります。

そこで、加害者に「自分はモラハラ人間である」ということを自覚させることが重要です。
自覚させるために、「その行為はモラハラです」「モラハラをやめてください」と直接伝えるのは難しいという人も少なくありません。

相手にモラハラを自覚させる方法は、直接伝えることだけではありません。
まずは一人で抱え込まず、周りに相談し、モラハラの事実を認知している人を増やすのが良いでしょう。
中には被害者を庇う人や、加害者に注意してくれる人もいる可能性があります。
以上のように、他の同僚を頼ってモラハラを抑止するのも効果的です。

5.ひどい場合は訴える

モラハラを対処しようと行動しても収まらなかったり、会社ぐるみのモラハラである場合は、自分一人の力では解決が困難です。
モラハラは訴えられて当たり前な悪質な行為であるため、状況が酷い場合は損害賠償請求や告訴も視野に入れましょう。

まずは、モラハラの証拠とともに弁護士に相談するのが確実です。
費用はかかってしまいますが、法律の知識や裁判の経験が豊富なプロの任せるのが安心ですよね。

モラハラに関する罪には、侮辱罪や名誉棄損罪などが挙げられます。

ストレスなく辞めたい場合は退職代行もあり!

OKサインをだす会社員

「会社を辞めて早くストレスから解放されたい」「辞めるまでにもう出社したくない」など、すぐにでも退職したいという方も多いでしょう。
そのような場合には、退職代行サービスがおすすめです。

退職代行では、第三者が会社と連絡を取り、退職の申し出や手続きを行います。
退職者は会社に行く必要がないうえ、引き止めや圧力などのトラブルが起こるケースはほぼありません。

最短で即日退職も可能です。
ストレスなく会社を辞めたいという方は、ぜひ検討してみてください。

まとめ

笑顔のビジネスウーマン

モラハラの具体的な例や対処法について、ご紹介しました。

モラハラの加害者は無自覚である場合が多く、周りも気づきにくい傾向があります。
被害者の中には、自分が悪いと思い込んで我慢してしまう人も少なくありません。

我慢し続けてしまうと、精神面や体調に悪影響が出てしまうことも考えられます。
「これってモラハラ?」と疑問に思っていた内容が当てはまっていた場合は、すぐにでも対処法を試してみてください。