歯科助手の世間一般のイメージといえば「きれいな人が多い」「男受けがいい」という良い印象のことが多いです。
一方で「歯科助手の仕事が辛い・きつい」「歯科助手を辞めたい」という方も多いんです。

半年や1年目、2年目はもちろん、一カ月、1週間、1日で辞める人もいるほどです。

もしかするとあなたも今歯科助手の仕事で悩みを抱えていて、辞める理由を考えているところかもしれません。
すでに退職の言い方、切り出し方を考えているかもしれませんね。

 

そこで今回、実際に歯科助手を辞めた方にアンケートを取ってみました。

具体的には

  • 歯科助手を辞めたいと思った理由
  • 退職理由の言い方・伝え方
  • 辞めると伝えたタイミング
  • 退職届にはどう書いたか
  • 歯科助手を辞めてよかったと思ったこと

です。

実際に歯科助手を辞めた方が、どういう風に退職を伝えのかは参考になると思います。

 

その後に、

  • 辞めたいといっても会社に辞めさせてもらえない人
  • どうしても自分からは「辞めたいです」と言いづらい人、辞めづらい人
  • 退職拒否や引き止めを、自分一人だと振り切れる自身がない人
  • 今の職場が最悪で、いますぐ逃げたい、今すぐ辞めたい人
  • 損害賠償をすると脅されている人
  • 給料や残業代は払えない、有給も使わせないと言われている人
  • 出社拒否中で、どうすればいいかわからない人

向けに、退職代行サービスというものも紹介します。

歯科助手を辞めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

歯科助手を辞めた5人の体験談:退職理由やタイミング、辞めてよかったことなど

※枠内をスクロールしていただくと読めます。

昔歯科助手として働いていました。
その歯科医での勤務年数はたったの1年間です。

正社員として福利厚生もボーナスもありました。
給料も良い方で資格のない私でも手取り20万円ほど頂いてました。

見た目にも厳しく言われることもなく、まだ若かった私は髪の毛は金髪で口紅も派手でしたが何にも注意されませんでした。
先生によっては厳しい歯科医もあると思いますが、私が勤めた医院は緩いところで楽でした。

 

職種に関してはそれほど嫌な面はありませんでしたが、しいて言うならば差し歯などの型を取る時に歯茎の状態があまり良くない患者様に対して、電気メスで腫れた部分を切り取ることがあります。

歯茎を焼いて切るのでその匂いが気持ちの良いものではありませんでした。
しばらく焼肉に行けなかったです。

人間関係も少数なのでそれほど悪いこともありませんでした。
技工士さんは無口で話をするのは仕事中のみ、先輩の歯科助手さんは少し意地が悪いかなという程度で許容範囲でした。

 

一番の理由は先生のセクハラでした。
本当かどうかはわかりませんが医者という職業で一番いやらしいのは歯医者らしいです。

初めはスキンシップなのかとスルーしていましたが、そのうちエスカレートしていき診療中に患者さんを挟んでお尻を触ったり、休憩中に誰もいないと抱きついてきたり、忘年会の後付き合うように言われたり(断りましたが)、極めつけは年末の大掃除の時に先生の部屋で掃除機をかけているときに、後ろから押し倒されました。

 

このままいればいつかはこれ以上のことをさせると感じたので、これが辞めるきっかけとなりました。
それでもセクハラが原因で辞めるとも言えず、先生の奥様に違う仕事がしたいと伝えて1か月後に退職しました。

退職届は書いていません、口頭のみです。
退職してから良かったことはまず先生ともう会わないで済むという安心感と、しばらくして焼肉も食べに行けたことです。

歯科医に再就職しようとも迷いましたが、トラウマになってしまい次の職種は全く別の職を選びました。

 

正社員で、月曜から金曜まで朝は7:30出勤、夜は21:00まで働いていました。
土曜は午前中の勤務でした。

衛生士の先輩方が厳しく、わからないことを質問したら「そのくらい、自分で考えなさい!」と怒られ、聞かずに決めたことには「勝手にこんなことをして!」と怒られ、何をしてもガミガミ言われ続けて、疲れてしまいました。

 

また、歯科医院が18-19時に閉まった後も先輩方がずっとおしゃべりしたり、いつまでもダラダラしているのに、後輩の私がさっさと帰るわけにもいかず、いつも21時まで帰れなかったのがとてもストレスでした。

お互いに誕生日プレゼントを贈り合う習慣があったのですが、私だけもらえなかったり、3か月後にもらったりしました。
先生も自分勝手で厳しく、まず褒められることがありませんでした。患者さんの前ではにこにこしてとてもいい先生を演じていましたが、裏ではいつも眉間にしわが寄っていました。

その後、結婚をするにあたり、退職したい旨を伝えたのですが、面接に来た人たちが何かを察したのか辞退したり、途中でやめたりして後任が全く決まらず、勤め続けました。
しばらくして妊娠したので、早くやめたかったのですが、相変わらず後任が決まらず、しまいには辞める責任を取って自分で後任を探すように言われましたが、知人に勧められるような職場ではなかったので、本当に困りました。

 

退職の理由としては、正直に結婚や出産の予定を話し、最初は結婚する3か月前には申し出ました。
退職願いとして、家事が全くできなかったので、仕事と家事の両立が難しいと思い、やめさせてもらいたい、という内容でお渡ししました。

いよいよ妊娠7か月になり、お腹も大きくなって立ち仕事が体にこたえるようになり、なんとか後任も決まったので退職して家にいるようになったら、それまでよく張っていたお腹が、ストレスがなくなったからか快適な妊婦生活を送ることができました。

子どもが落ち着いてから、全く違う職種でパートで働いていますが、周りの人との人間関係が良いと、仕事も楽しくできるんだなあ、と知りました。
厳しい環境で働いていたので、いいのか悪いのか、少々の大変さには耐えられるようにもなりました。

 

正社員として、歯科助手のお仕事についたのは、22歳のときでした。
専門学校で歯科助手と、医療事務の資格は取得していましたが、歯科助手は、資格があっても、なくても資格の有無はほぼ関係ありません。

仕事内容は、歯科衛生士とは同じことをさせられていても、やはり国家資格である歯科衛生士との給料には雲泥の差があり、また、美味しいところだけを歯科衛生士に持っていかれて、たくさん悔しい思いもしてきました。
どれだけ、仕事に対してスキルアップしようと努力をしても、たくさんの知識と技術を身につけたとしても、仕事が出来なくても、技術・知識不足であっても、やはり、歯科医院にとっては、歯科衛生士という国家資格にまさるものはありませんでした。

 

また、国家資格を取得しているという強みは、歯科助手を見下す最大の武器です。
先輩衛生士さんは、仕事面をきちんと見てから評価をしてくださった方が多いのですが、同僚・後輩衛生士となると、その国家資格を持っているという武器を最大限に発揮してきました。

歯科の仕事が好きだったので、何度も、一度退職してから、歯科衛生士学校へ通おうかた検討しましたが、また、親に負担を掛けてしまう忍びなさと、もう一度、勉強しなおすことへの躊躇とで、なかなか踏み切れずにいました。
しかし、女だらけの職場にはつきものの、妬み・ひがみ、他愛もないいざこざなどにつくづく嫌気がさして、その後のことは何も考えずに、退職を決意しました。

 

退職届には、ありきたりではありますが『一身上の都合により退職させて頂きます』と書き、退職希望日の1ヵ月前に院長へ提出しました。
院長並びに、可愛がってくださった先輩衛生士さんは、引き留めて下さいましたが、私の意志が固いこと、この先、歯科衛生士学校への進学を考えていることを伝えると、納得して下さり、3年半勤めた歯科医院を円満退社することが出来ました。

それからは、産廃業の事務員として働き、そこでもパソコンや簿記などのたくさんの知識とスキルを身につけることができました。
結婚・出産を機に退職して、育児が落ち着いた頃、猛勉強をして歯科衛生士の専門学校へ社会人枠で入学・卒業し、晴れて、国家資格である歯科衛生士の免許を取りました。

34歳でした。
それから、いまの院長と出会い、また歯科の仕事を頑張らせてもらっています。

 

アルバイトとして最初は時給六百五十円でフルタイム勤務をしていました。
辞めようと思った一番の理由は仕事に飽きたからです。

というのも、二年間働いていたのですが歯科衛生士と違いできる仕事が限られているため、二年も経つと全て覚えてしまい毎日が同じことの繰り返しでまったく刺激がなく、このままでは脳が退化すると直感的に思い辞める決意を決めました。

 

二番目の理由は、労働に対し明らかに時給が低くモチベーションを保つことが困難になってきたからです。
仕事がある程度できるようになればそれに応じて少しは時給も上がるのですが、十円単位だったのでほぼ誤差くらいにしか感じずやる気がでませんでした。

三番目の理由は、どんなに忙しくても絶対に従業員の数を増やさず最低人数でしか仕事を回さないので、昼休みには疲労困憊になり畳のロッカールームで横になり仮眠を毎日とっていたほどです。
これ以外にも、給料は院長の一畳しかない個室に呼ばれて説教とともに封筒に入った給料をもらうシステムだったので毎月のお給料日も楽しくなくうんざりしていました。

 

こうした中で私が辞めたいと言い出したところ、もちろん広告費用などの金銭面でも研修にかける時間や労力などを考えると新人を探すのは大変です。
よって、引き留められましたが、もうこの頃には刺激のない毎日で脳が腐ると思っていたので、断固として辞める意志を伝えました。

退職の理由は、当時遠距離恋愛をしていた彼の元に引っ越すということにしました。
他の仕事に就きたいと言えば理由を追及されると思ったので、結婚を前提にというニュアンスで伝え引き留めを振り切りました。

辞めたいと伝えたのは三か月前なので、十分新人が入り馴染んでからの退職になるので誠意ある対応だったと今でも思っています。

 

そうして、無事辞めることに成功し、今度は派遣社員として大手の会社の中で勤務することになりました。
辞めてよかったと思ったことは、まず給料が時給九百円と歯科助手時代と比べると雲泥の差がついたことです。

また、人数も多くいろんな人がいて同世代の女性もたくさんいる会社だったため、ちょっと話をするのでも楽しく感じられ、毎日違う仕事に取り組むことができ充実した日々を過ごせるようになりました。
それから、当然ですが給料は手渡しではなく振り込みになり、しっかり書かれた明細書ももらえ、信用して会社に身をゆだねることができるようになりました。

 

私はアルバイトで歯科助手をしていました。
やめようと思った理由は、大きく3つあります。

 

1:歯科助手の仕事範囲を越えている。

歯科助手は、歯科衛生士と歯科医師の手伝いと聞かされていました。
けれども、私のバイト先には歯科衛生士はおらず、歯科医師のみでした。

ベテランの歯科助手の方が歯科衛生士の仕事をしていました。
ベテラン歯科衛生士から「いずれ貴方もやるのよ」と言われましたが。

自分が患者様の口腔内を触って作業することが怖いと思いました。自分は、歯科助手であって、そういう免許や勉強をしたわけではありません。
専門知識を持っていない自分が携わっていいのだろうか。と思えば思うほど、この職場に自分はあっていないと思いました。

 

2:人間関係が嫌になった。 

スタッフは、歯科医師1名と、歯科助手が2名と私でした。
当時、私はフリーでその事をよく馬鹿にされていました。

「彼氏がいないということは人間的に魅力がない」
「恋人がいないとかどういう事なの?」
「作る気ないの?」

としつこいぐらいに聞かれました。

 

私以外、パートナーがいたり、既婚者だったので。
そこを突っ込まれるのがすごく嫌でした。

「魅力がないから彼氏が出来ないんですよねぇ」と交わせば、「そういう自虐的なところがだめなのよ」とか「バカだからじゃない?」とか言われ続けました。
最後までこれは言われ続けました。

 

3:交通費を出してくれない。

職場は一駅隣でしたが、かなりの距離がありました。
仕事が終わるのが10時過ぎで、該当が少ない田畑の中を自転車で駆け抜けないといけないので。

電車通勤を希望しました。
経営者からは「一駅だけなんだから、自転車で来てよ。電車で来ても交通費払わないよ。もったいないし」と言われ、交通費は全額負担しました。

 

私が歯科助手をやめることを伝えたのは1ヶ月前でした。
もともと戦力にはなっていなかったので、「あっそ」で返されました。なので、退職届は出しませんでした。

引き止められるとも思っていなかったので。
あっさりと辞められました。

 

歯科助手をやめ、惣菜屋でレジ打ちのバイトをはじめました。
時給は低かったですが、感動したことが3つあります。

1:人からバカにされない。

彼氏が居なくても、馬鹿にする人は一人もいませんでした。
「前のバイト先では馬鹿にされてんですよね?」と言ったところ、「それは、馬鹿にする人がおかしい」と憤ってくれたのが嬉しかったです。

2:打てば響くお客さんが多い。

笑顔で接すれば笑顔で返してくれるお客さんが多くてやりがいがありました。

3:お金にきちんとしている。

時給は低かったですが、交通費は出してくれましたし。早遅手当 皆勤手当もツケてくれました。
自分の努力が目に見えるんで、やりがいはありました。

 

今回は一例として、正社員で歯科助手をされていた方をご紹介しました。
このほかにも、派遣社員や契約社員で歯科助手として働いていた方、新卒で新入社員で入社したものの、イメージと違って研修中・試用期間中に辞めてしまう人もいました。

その他の歯科助手を辞めたい理由・最悪だと思った理由って?

その他の歯科助手を辞めたい理由としては

  • 人手不足で常に忙しい、大変
  • お局のいじめがあった
  • 人間関係がつらい
  • 院長のパワハラがあった
  • 仕事が覚えられない、難しい
  • 怒られるのがつらい
  • 仕事がつまらない
  • 腰痛がきつくなった

などがありました。

 

歯科助手を辞める方法は、以下に紹介する記事が参考になると思いますが、もし

  • 自分から退職を切り出せない、
  • 辞めたいといっても強い引き止めに合う
  • 即日退職したい

という場合は、この記事の最後までお進みください。

自分で退職するコツ

退職時のよくあるトラブル解決法

もし自分から退職を切り出せない、強い引き止めに合う、即日退職したいなら…

もし自分で歯科助手を辞めたいと言いづらかったり、すでに退職したいと伝えているのに辞められない場合はぜひ、退職代行サービスというものを使ってみてください。

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詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒退職代行サービスの仕組み、流れ、値段、法的な問題などについて